深い庇が、街に静かな陰影をつくる。

THE ROSE RES 一乗寺

集合住宅 Pickup   #RC #新築物件 #マリオン #打放コンクリート
モザイクタイルと打放しコンクリート、水平・垂直のラインによって、力強く端正なファサードを構成しました。
一部に逆梁構法を採用することで、アプローチ庇に存在感を持たせ、エントランスへ向かう動線に印象的な変化を生み出しています。外部から連続する打放しコンクリートは、エントランス内部まで視線を導き、自然光や素材の連続性を感じられる空間をつくります。
共用廊下には意匠性のある大判タイルを取り入れ、奥行きのある落ち着いた表情を演出しました。住戸内にもコンクリートの質感を展開し、下がり天井のスリットによる陰影と、木目建具の温かみを組み合わせることで、ワンルームでありながら上質な空間を目指しています。

Mosaic tiles, exposed concrete, and clear horizontal and vertical lines shape a bold, composed facade. The entrance canopy gains depth through a partial reverse-beam structure, while exposed concrete continues from the exterior into the interior. Large-format tiles enrich the corridor, and within each unit, concrete surfaces, ceiling slits, and wood-grain doors create a compact yet refined living space.

【課題】
本計画の課題は、打放しコンクリートを主役とした力強い表情を、外観から内部まで一貫して展開することでした。 あわせて、ファサードの水平ラインを強調しながら、街路からアプローチへと自然に人を導く構成が求められました。 また、奥行きのある共用廊下には、単調さを抑えるための素材的・視覚的なアクセントを設けることも重要なテーマとしました。

【背景】
大通りに面する角地に対し、モザイクタイルと打放しコンクリートを組み合わせることで、建物の素材感と存在感が街路へ伝わるファサードとしました。 アプローチでは、一部逆梁構法を採用し、水平ラインを強調したまま奥行きのある庇を実現しています。これにより、外観の構成とエントランスへ向かう動線に一体感を持たせました。 長い共用廊下には、大判のアクセントタイルを設置。躯体に開口部を設ける計画として構造計算を行い、意匠性と安全性を両立させています。
所在地
京都市左京区一乗寺
構造
鉄筋コンクリート造 地上5階
竣工時期
2026.02
敷地面積
387.61㎡
延床面積
1095.95㎡
備考
photo by Daijirou Okada